大分市と別府市を巡りました
2020 / 10 / 27
こんにちは、松岡です。
夏の猛暑が嘘のように爽やかな秋風が心地よい10月中旬の2連休を利用して、別府市の内成棚田と大分市の田ノ浦ビーチを訪ねて来ました。それぞれを訪れた際のご紹介をします。
別府市 内成棚田
内成(うちなり)棚田は田植え時期にお邪魔してから約4か月ぶりの訪問、あの時期は頼りなかった新緑の苗が黄金色の稲穂に代わり、我先に収穫の秋を急いでいましたが、当日は久々の雨で、内成集落の人たちにしばしの休息を与えてくれてました。
先人たちが長い年月をかけて斜面を切り取り途方もない数の石を積み重ね創られた1,300枚の棚田は日本の棚田百選にも選ばれ、太陽と土と豊かな水の恩恵を受けて収穫までに手間を惜しまず作られたお米は、「内成の棚田米」としてブランド化されてます。
出典:大分県観光情報公式サイト
出典:大分県ホームページ
しかし全国的な例に漏れず、過疎化や高齢化の波を受けてここ内成棚田も少しづつ荒廃が進んでいます。このブランドを残しもっと多くの人たちに目を向けてもらえるよう、私たちにできるXRとマーケティング技術を使ってさらなるブランドの高度化を支援できればと思いました。
大分市 田ノ浦ビーチ(田ノ浦海浜公園)
田ノ浦ビーチは、別府市と大分市を結ぶ国道10号(通称別大国道)のほぼ中間にある海浜公園で、目の前の別府湾に浮かぶ別府大分の両市街地と山並みや遠くの国東半島などが望める眺望に恵まれています。
かつては、礫の多い海水浴場として知られていましたが、国道10号の拡幅工事によって消滅する海浜の代替えとして、人工的に創られた広大な公園です。公園はユニバーサルデザインで整備されており、年齢や性別、障害の有無などに関わらず多くの人が楽しめくつろげるスペースとなっています。
訪ねた日は天気も良く、レース用車いすの練習基地にもなっていて、広くなった国道の自転車歩行者道に繰り出していました。
自転車歩行者道は7~8mの広さがあり、イラスト表示で区分されたそれぞれのレーンをウォーカーやランナーに交じって少年少女たちが車いすの車輪を一生懸命漕いでいました。
毎年2月、この国道10号でランニングと車いすのマラソンレースがあり、国内外の有名レーサーたちが速さを競っています。もし歩道に車いす専用レーンが整備されて若年者が練習できる環境が整えば、「いつかはエリートレースに」と夢を膨らませて練習する姿を見られるのではないかと思いました。